即物的簡潔主義者の悪文グルーヴ

都内で院生やってる男が吠えます。遠く吠えます。

道徳警察によるネットリンチの執行は、社会的に正当化されうるか?

おれはモラルやら常識という名の棍棒で殴られるのが嫌いである。相手からおれに対するクレームに「モラル」やら「社会常識」による正当化の匂いを感じた途端に聞く価値なしとして心をクローズする。そんな言説は唾棄すべきゴミである。クレームつけるならテ…

【教育論②】高学歴は「頭がいい」という事実

と、いうわけで教育論第二弾、といいたいところなのだが時間が経ちすぎて何書きたかったかだいぶ忘れた(どーん いやゆとり教育の話である。ペーパーテスト的学力と社会的人格形成との関係について、おれの個人的な見解をいわせてもらえば学力テストが万能と…

【教育論①】高学歴は「頭がいい」という事実

挑発的タイトルですがふつうなことしかいいません。 頭がいい、とはなんだろうか? 答えは簡単で、文字通り「良い」「頭」を持っているということだろう。これをもう少し噛み砕いて言えば、その領域において最善の結果を出しうる脳みそを持っているというこ…

【ニッポンのサヨク論②】人権屋が右傾化を促進する

いきなりすこし硬い話に入る。といっても別に高校の公民で習う程度の話だが、人間は無秩序の状態で自由にあるがままに振る舞えば互いに衝突し、戦い、やがて強い者が弱い者を支配する世界を生み出してしまう。自由を最優先すると自由を喪失するのだ。 これを…

【ニッポンのサヨク論①】人権屋が右傾化を促進する

とまあ随分と政治的なタイトルをつけてみたわけだが。おれは政治にぜんぜん興味がない。 人間関係の力学、みたいな広い意味での政治には関心あるもののいわゆる「政治」、国会議事堂のなかで行われている法案と政策決定にはトンと興味が湧かない、どころか…

【毒舌論⑤】毒舌的コミュニケーションの作法

ようやく本題。 昨今、有吉をはじめとしてマツコデラックス、坂上忍、小藪千豊など芸人の枠を超えて毒舌タレントが大流行していて、その理由はといえば端的にいって視聴者がそれを求めてるからということになるんだろうが、そうして毒舌タレントが人気を博す…

【毒舌論④】有吉弘行の毒舌芸にみる理念性と共感性の融合

そろそろまとめ入ります。いきなりこんな大長編になるとは。。笑ビートたけしや爆笑問題太田のような従来型の毒舌芸人と、有吉とのいちばんの違いはどこにあるのか?たとえばビートたけし。彼の芸風は、徹底して世間、ときには観客までも攻撃対象とし、実際…

【毒舌論③】有吉弘行の毒舌芸にみる理念性と共感性の融合

つづき。 有吉弘行といえばみなさんご存知のとおり、猿岩石で一世を風靡したのち長らく不遇の時代を過ごし、やがてあだ名芸で復活、さらにこれを毒舌芸にまで昇華させて成功した芸人である。 毒舌芸人として一番脂が乗っていたころの発言をすこしだけ引用し…

【毒舌論②】有吉弘行の毒舌芸にみる理念性と共感性の融合

ぺたっとな。と貼って終わろうとしたんだが、やはりブログの文体とレポートのそれは醸す雰囲気がだいぶ違うので、ブログ用に改めて書き直すことにした。それがこれ。↓ ここ数年急激にもてはやされるようになった言葉にコミュニケーション能力、というものが…

【毒舌論①】有吉弘行の毒舌芸にみる理念性と共感性の融合

有吉弘行といえばいまやテレビバラエティの顔ともいうべき人気芸人で、MCとかをやるようになってからは正直毒舌芸というより本音トーク&ゲラ笑いといった印象の方が強いのだが、再ブレイクしはじめた07~11あたりの毒舌はすごかった。 今回は有吉の毒舌芸に…

開始宣言。

さて、即物的簡潔主義者の悪文グルーヴ、はじまります。 このブログは、齢23にしていまだ自己と世間のギャップに悩む不肖ワタクシmutifictionoonが、その身体と言葉でこねた思考を垂れ流し、やがて世間の需要と「私」の本音が接続される場所を発見、ついに…